Audi Q4 e-tronの納車がいよいよ始まりました。(当初の予定より少し早まったようです)
AudiのBEVで初のコンパクトモデルということで注目度は高いですが、展示車や試乗車がなかったため、特別なイベントを除いてはなかなかお目にかかる機会がありませんでした。
そんな中でも実車を見ずにオーダーを入れている方は数多く存在するらしいです。
これって、なかなか勇気がいりますよね。
納車されたら、イメージしていたものと違うなんてことは避けたいもの。。。
私はAudi Q4 e-tronの特別なイベントに参加させていただきましたが、これまではS lineというグレードの欧州仕様のみが公開されており、それしか見れていませんでした。
Advancedグレードを検討されている方は「Advancedも見てみたい!」と思っていたに違いありません。
実際、私もずっとそれを思ってましたし。。。
今回、予定より早くQ4 e-tronがショールームに届いたという情報を受け、早速Audi Q4 e-tron Advancedに試乗してきました。
もちろん、日本仕様です。
なので、そこで発見したこと、気になったことをまとめてみようと思います。
発見したこと、気になったことを以下5つに分け、お伝えしようと思います。
少し細かい部分かもしれませんが、Audi Q4 e-tronを検討している方にとっては検討する際に役立つ情報になるのではと考えています。
この記事を読んでいただき、実車を見る際には意識的に確認していただけたら良いのかな。
ショールームに何回も通うのは結構大変です。
行く前に確認すべきところ、営業さんに聞くことなどをぜひまとめてみてくださいね。
私はいつもそうしてます。(それでも忘れちゃうこともあるのですが。。。)
1.一押しのオーロラバイオレットメタリックはどうなの?
Audi Q4 e-tronのカタログの表紙を飾っているのは、オーロラバイオレットメタリックのボディカラーをしたQ4 e-tron。
カタログの表紙に掲載される車両のボディカラーは人気になりやすいのではと思います。
厳密にはタイフーングレーの車両も隣にあるのですが、次のページには見開きで大きくオーロラバイオレットメタリックの車両が掲載されていますので、メーカーもオーロラバイオレットメタリックの方に力を入れているのではないかと推測します。
さて、そんなオーロラバイオレットメタリックですが、これまでは実際に見れなかったこともあり私的には選びにくいお色となっていました。
理由としては、カタログを見てThe紫という色合いだと思っていたからです。
私の勝手なイメージですが、紫というとちょっとやんちゃなお色という感覚があるんですよね。
上品で優雅に運転したいなと常々思っていますので、ちょっと私のイメージからは外れていたのです。
しかし、実車を見て変わりました!
思っていたよりも薄めの紫で、見る角度によってはさわやかなパープルにも見える。
日中と夜間ではまた少し見え方が変わりそうですが、いずれにしても上品な感じ。
良いお色だと思います。ぜひ、実車をご覧いただけたらと思いますね。
2.バーチャルコックピットはウチのA4と比べて明らかに。。。
Audi Q4 e-tronは全てのグレードでバーチャルコックピットを標準装備しています。
カタログでは「高解像度10.25インチカラー液晶」と記載されていますね。
運転席に座ってみてまず感じたこと、それは「バーチャルコックピットちっちゃ!」です。
ウチのA4はB9前期型ですが、12.3インチ。ということはおよそ2インチの差になります。
この2インチの差は正直大きいです。(ちなみに、A1が10.1インチ、A3が10.25インチ、Q3が10.25インチ)
リビングのTVが一回り小さくなったような感覚ですかね。
小さくなっただけでしょぼく見えてしまう。。。
小さくなっても、さらに高解像度になり奇麗な表示になっているなら良いのですが、そんな感じもないですね。
バーチャルコックピットの利点で最も大きいのが、メーター内いっぱいに地図を表示できることですから、いっぱいに表示された地図が狭くなってしまうのは悲しいところです。
また、地図を表示させた際の配色もややチープに(しょぼく)見えてしまう要因なのかなと感じました。
3.Advancedで採用されているホイールはどうよ?
これまでの特別なイベントで見てきたホイールは全て、欧州仕様の21インチであり、日本仕様のものは気になっていました。
カタログでは、S lineが20インチ、Advancedが19インチです。
Q4 e-tronのSUVタイプ(Sportbackでない方)だと私的にはS lineのホイールが好みなのですが、実際にAdvancedのホイールを見てみて、「こっちも意外と良いかも」と思いました。
全体的に光沢があるところや、デザインがややデジタルチックなところ。
これはこれでありなのかなと。
デジタルチックというかエレクトリックな感じにも見えますし、そういった意味でもQ4 e-tronには合っているのかもしれませんね。
また、デザイン上の細かい溝があり洗車時に苦労するのかなと思いきや、浅い溝になっているところが多くお掃除に不安を抱くほどのものではなかったです。
洗車好きな方は、チェックしておくべきポイントなのかなと思います。
当然のことながら、以前試乗した21インチよりは乗り心地が良いのも嬉しい点です。
ただ、舗装が良い道路では劇的な変化は感じなかったです。(荒れた路面では変化があるのではと思います)
サスペンションのセッティングや外部音の遮断などが影響しているんでしょうか。
トータル的に良い仕上がりのように思います。
4.電気自動車特有の音?意外と発している
今回、Audi Q4 e-tron Advanced(SUVタイプ)に試乗させていただいたのですが、幹線道路に出て少しアクセルを踏んだ際、エンジン音にも似た音が聞こえたんです。
よく聞く電気自動車のそれとはちょっと異なっています。
キーンという感じの音ではなく、ブーンという感じの音なんです。(私はそのように感じました)
音質も高音ではなく、どちらかというと低音。
以前欧州仕様のQ4 e-tronを試乗した際には感じなかったものですね。
日本仕様だからなのか、以前試乗した際は雨天だったため聞こえづらかったのか。
営業さんにこの音についてお聞きしましたが、「歩行者などに自動車の存在を知らせるための音を発している」ということでした。
国内のHV(ハイブリッド車)やBEV(電気自動車)は、フワーンとした音ですよね。
最初はやや違和感があった音も、試乗を終えるころにはすでに気にならなくなっていました。
もしかしたら、この音があるおかげで内燃機関を持つ車からの乗り換えがスムーズに行えるのかもしれませんね。
作り出している音だと思いますが、こういった部分にもAudiのこだわりが感じられるのは嬉しい限りです。
試乗される際はぜひ、気にして聞いてみてください。
5.サンルーフつけようか迷っている方に豆知識
サンルーフは、前席、後席に渡って外部より多くの光を取り込んでくれたり、開閉をすることで空気の循環を促したり、時には開放的な気分を味合わせてくれます。
オプションなのでプラス20諭吉かかってしまうのですが、魅力的な装備ですよね。
ひと昔前は、サンルーフから水が漏って修理するなんてことはよくありました。
しかし、最近はそんなこともあまり聞きませんかね。
なので、サンルーフをつけるデメリットはほとんどないのではと思います。
ただし、1点だけほんのちょっとデメリットがあるそうなんです。
営業さんに聞きました。
それは、「天井がちょっとだけ低くなる」ということ。
サンルーフを動かすための機構や日差しを遮るためのカバーなどがあるからなんでしょうか。
大きくは変わらないみたいなんですが、知っておいて損はないと思います。
あ、そうそう、サンルーフではないんですが、Q4 e-tronはサイドミラー格納時にあまり平らにならないみたいです。
駐車スペースで幅に余裕がない場合は、お気を付けください。
自動で格納できないわけではなく、格納しても出っ張り具合は大きく変わらないということです。
これも、試乗される時に確かめるべきポイントかもしれませんね。
6.まとめ
Audi Q4 e-tronの日本仕様について、発見したこと、気になったことを挙げてみました。
- ボディカラー「オーロラバイオレットメタリック」は、見る角度によって表情を変える、上品なお色
- バーチャルコックピットは小さく、やや物足りない印象
- SUVタイプのAdvancedに採用されるホイールはエレクトリックな印象で、溝が多いが浅いためお掃除は楽
- アクセルを踏んだ際に発せられる音が国産車のものと異なりやや低めの音で良い
- オプションのサンルーフは、天井がやや低くなるというデメリットがある
これからショールームでご覧になる方、試乗される方は上記を意識して行かれると良いかと思います。
Audi Q4 e-tronの発売・納車で、AudiのBEVがもっと身近になるといいなと思いますね。
街中で普通に見かける日も近いのかな。
【追記】Audi Q4 e-tronの納期について
お世話になっているAudi正規ディーラーに確認したところ、2022年12月17日時点で約2年待ちだということでした。
人気が高いのはもちろん、生産の遅れ、半導体不足などの影響が大きいんでしょうね。
中にはキャンセルをされる方もいらっしゃるでしょうから、実際はもう少し早くなるのかもしれませんが。
ただ仮に2年としたら、まぁ間違いなく新たな車種が発表されているでしょう。
その頃には、そっちの方が良いってなっちゃったりするかも。。。
てか、そもそも2年も待てないよって話か(^_^;)
いずれにしても、徐々に生産体制の改善がされてくれることを願って止みません。
あと、充電性能の改善(当初発表されていた最大125kWへ)、Audi ConnectのSIM搭載もぜひともお願いします、Audi Japanさま。
コメント