災害発生時、電気自動車に蓄えられた電力を最大限に役立てるために導入した「ANKER SOLIX C1000 Portable Power Station」。
そんなアンカーのポータブル電源について、購入する際に気になる点を中心に特徴をまとめてみました。
ポータブル電源を検討中の方の参考になれば、幸いです。
1.アンカー SOLIX C1000は、バッテリー容量の割に小さい
ポータブル電源はたいてい、容量別に商品がラインナップされています。
小、中、大、それ以上の4種類くらいでしょうか。
SOLIX C1000は、上記の大容量に当たります。
当然、大容量になればなるほどバッテリーサイズは大きくなるわけですが、このSOLIX C1000はだいぶサイズが抑えられていますね。
具体的には、以下の通りです。
幅 × 奥行 × 高さ = 37.6 × 20.5 × 26.7 (cm)
一般的なクーラーボックスよりも小さいくらいでしょうか。
サッカーボールだったら、4号球2個分程度です。さすがはアンカー。
防災用とはいえ、大きすぎると保管場所に困ります。
しかし、この程度の大きさなら、場所を取らずいろんなところに保管できるように感じますね。
また、大きさとは関係ないのですが、天面がフラットなのでノートPCやタブレット、スマホなんかを載せておけて地味に便利です。
一方、収納はないのでコード類などは別途保管が必要になります。
はっきり言って、小さいに越した事はないです
SOLIX C1000は、容量の割に小さい!
2.アンカー SOLIX C1000は、リン酸鉄リチウムを採用している
リチウムイオン電池はいくつか種類がありますが、SOLIX C1000はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用しています。
現状、ポータブル電源の主流はこれになりつつあるようですね。
代表的な特徴は、以下3つになります。
電池の寿命が長い
スマホのバッテリーやノートPCのバッテリーは、使い続ければ寿命が来ます。
ポータブル電源も同様。
しかしながら、スマホのように頻繁に買い替えるようなものではありません。
そのため、電池の寿命は非常に重要だと考えます。
バッテリーに関してはよく、「繰り返し充電して使える回数」なんかを目にしますが、この回数で言うと、一般的な三元系リチウムイオンバッテリーよりも2倍ほどの回数の充電ができるみたいですね。
アンカー SOLIX C1000は、独自技術により電子部品の長寿命化も実現しており
10年使えるポータブル電源と謳ってますね
安全性が高い
ズバリ、発火のリスクが低い。
モバイルバッテリーなんかでも、発火したとか軽い爆発を起こしたなんてことをネット上で見かけたことがあります。
容量が大きいポータブル電源が、もしも発火したとしたら。。。
考えたくないですね。
防災のために用意したポータブル電源が発火したら本末転倒ですから、この安全性が高いという特徴も非常に大切だと思います。
安全に使えないと、何の意味もない気がします
アンカー SOLIX C1000は、安全性が高い!
自己放電率が低い
モバイルバッテリーなんかを満充電にしておいてしばらく使っていない状態で、ふと使おうとしたら電気が残ってなかった。
こんなことを味わったことがある人は少なくないでしょう。
これは放置しているだけで放電してしまっていたためですが、この放電する割合が低いのがリン酸鉄リチウムイオンバッテリー。
ポータブル電源が放電してしまって、いざ災害時には電気が残っていなかったなんてのは避けたいところです。
また、放電により頻繁に充電し直さなければいけないなんてことになれば、これまた面倒です。
充電した電気は全て有効に使いたいですしね
アンカー SOLIX C1000は自己放電率が低く、貯めた電気を目一杯使えます
3.アンカー SOLIX C1000で、ほとんどの家電が使用できる
SOLIX C1000は、全11ポートを搭載しています。
ACポートは余裕の6口
家電が使うことになるACポートですが、各口合計で1500Wに対応しています。
出力の高い家電だと、ドライヤーや電子レンジ、こたつなんかも使用できるレベルです(商品毎に異なるので、実際の出力はご自身にてご確認ください)。
電気ポットでお湯を沸かすことはもちろん、冷蔵庫を数時間稼働することも可能です。
容量が小さいモデルはACポートの出力も小さくなってしまうため、これらが使えなくなってきてしまいます。
1500Wあれば単独ならほとんどの家電が使えるので、いざという時にでもかなり頼もしい存在になってくれることでしょう。
また、SurgePadというアンカー独自機能を持っており、2000W相当の家電を使用することもできるようです。
詳しくは下記アンカーのページをご覧ください。
ANKERの独自機能「SurgePad」にも注目です
USB-C、USB-Aポートはあと1口ずつあればベスト
USB-Cポートは出力の違う2口を搭載しています。
個人的には、もう1口あればベストかなと感じました。
USB-C端子の機器はかなり増えてますからね。
USB-Aポートも同様にあともう1口欲しいかな。。。
USB-A端子の機器は減ってきているとはいえ、まだまだ多いですし。
ただPDには対応しているので、さすがアンカーというところでしょうか。
スマホやタブレット、PCなんかはACアダプタでも充電できますから
実際に使ってみて足りなさそうでも何とかなります
シガーソケットはどう使う?
車でしか使えないような機器を使うためなのはわかりますが、どういうものがあるんだろう。。。
キャンプ用品とかにそんなのがあるのかな。
ちょっと用途が思い当たりませんが、車で使用していた何かが使えるようになるなら、選択肢が増えるという意味で良いかと思います。
入力用のシガーソケットは必須だと思いますが、
個人的には、出力用はなくても良いような気もします
4.アンカー SOLIX C1000は、女性でもなんとか持ち運び可能
災害が発生した際、ポータブル電源を使用する場合は、当然ですが使用する位置まで持って行く必要があります。
災害発生時に、必ずしも成人男性が近くにいるとは限りません。
もしかしたら、女性や子供だけかもしれません。
そんな時でも持ち運びができるのか。
このアンカー SOLIX C1000の重量は、約12.9kgです。
私はいわゆる中年男性ですが、そこそこ重いと感じます。
ただ、(少々力はいりますが、)片手で持ち運びができるレベルかなと思います。
では、女性ではどうでしょうか。
んー、両手では持てると思いますが、片手だと難しいかもしれませんね。
ただ幸い、持ち手は左右についているので、2人で持つことも可能です。
なので、ちょっと1人での持ち運びが不安な場合は、2人で持てば良いかと思います。
災害時に使いそうな場所の近くに、保管しておけたらベストですね
5.アンカー SOLIX C1000は、メーカーに回収してもらえる
モバイルバッテリーでもそうですが、使用済みの電池類の処分には少し気を使います。
自治体やホームセンターなんかで回収してくれるイメージですが、果たしてポータブル電源クラスの大物になるとどうなんでしょうか?
ちょっと心配ですよね。
回収してくれたとしても、費用が発生しそうな気もします。
しかし、アンカーのポータブル電源なら、こうした心配もご無用。
アフターサービスとして、なんと回収まで行なってくれてる(送料はお客様負担)んです。
(当然ですが、ここで紹介しているSOLIX C1000も回収対象です)
保証期間を過ぎていたり、故障や破損していたりしても大丈夫みたいです。
回収した製品はリサイクル資源として再生されるので、環境にも優しいですよね。
アンカーは、購入後でも気軽にチャットで相談できます
こうしたサポートも充実していますね
6.まとめ
今回は、アンカー SOLIX C1000の特徴の中で、購入する際に気になるものを紹介しました。
大きさ、重さ、バッテリー容量、高出力への対応、メーカーによるアフターサービス、これらを考慮すると、まさにちょうど良いのがこのANKER SOLIX C1000なのではないでしょうか。
使用後の回収まで考えて購入される方は少ないかと思いますが、そうした部分もしっかりサポートしているアンカーはさすがだなと感じましたね。
安全性の高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリーも採用されていますし、長く使える防災用品になるのではないかと思います。
ポータブル電源が気になっている方はぜひ、検討してみていただけたらと思います。
上記には挙げませんでしたが、電気自動車(EV)に蓄えた電気からも充電できることもポイントの1つです。
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