Ottocast(オットキャスト)って商品の名前だと思っていませんか?
実は商品ではなく、ブランド名なんです。
「オットキャストでApple CarPlayをワイヤレス化したよー」だとか、「オットキャストを使ってカーナビでAmazon Prime Videoが見られるようになった」とか聞いたり見たりするんですが、気になって調べてみると、オットキャストにはいろんな商品があるのでどれかわからないんですよね。
実際に私がその状況に陥りまして、いったいどれがいいのか、どれを選んだら良いのかがわかるように違いをまとめて比較してみました。
自分に合ったものを選ぶ際、違いや特徴を知りたい時、このような場面で役に立てたらなと思います。
1.Ottocast(オットキャスト)の違いを比較する前に

オットキャスト商品のうち自分にとってどれがいいのか、どれを買えば思っていた動作をするのか。
これらがわかるようにすることが目的です。
そのため、本記事では比較する上であまり意味のない情報や、比較項目に入れることによってややこしくなってしまうようなものは除外しようと思います。
また、販売終了が近いと思われる商品も除外します。
なるべく、シンプルにわかりやすく。
オットキャスト各商品の違いがわかってある程度どれが良いか絞り込めたあとは、Ottocast(オットキャスト)公式の商品ページで詳細な仕様を確認していただけたらと思います。

▶︎ Ottocast(オットキャスト)公式サイト
不定期でセール実施
Amazonなどよりもお値打ちになることが多いです
2.Ottocast(オットキャスト)には、大きく分けて3種類しかない

突然ですが、オットキャストの公式サイトってやや見にくいと思いませんか?
商品の名前がいろいろあるし、同じような機能を持った商品も多いし。
でも安心してください!
よく調べると、オットキャストは大きく分けて3種類しかないんです。
- OttoAdapter (ワイヤレスアダプター)
- OttoAibox (カーナビスマホ化)
- OttoScreen (カメラ付ディスプレイオーディオ)
この3種類を頭に入れて各商品を見ていけば、どれが自分に合っているか見つけやすくなると思います。
まずはこの3種類を理解しましょう。
次からはこの3種類について、違いを比較しながらさらに深く見ていきます。
3.OttoAdapter(ワイヤレスアダプター)

1つ目の種類は「OttoAdapter」。
Ottocast(オットキャスト)では、ワイヤレスアダプターと呼ばれています。
基本機能
OttoAdapterは、以下の基本機能を有します。
要するに、スマホとカーナビの接続をワイヤレス化するというものになります。
ワイヤレス化することにより、Apple CarPlayやAndroid Autoを使用する際、いちいちケーブルを接続する手間が省けます。

仕事で使用している方や、
乗り降りすることが頻繁にある方などは
特に煩わしく感じますよね
どのような人にとってメリットがある?
この基本機能は、どのような人にとってメリットがあるでしょうか。
- スマホをカーナビに有線接続し、Apple CarPlayまたはAndroid Autoを使用している
- スマホをカーナビに接続・切断する際、ケーブルの抜き差しが面倒くさいと感じている
どんなメリットがある?
説明するまでもないですが、スマホとカーナビの接続をワイヤレス化できるというメリットがあります。
具体的には以下のようなメリットになりますね。
- スマホをカーナビに接続する際、いちいちケーブルに接続する必要がなくなる
- スマホをカーナビから切断する際、いちいちケーブルを抜く必要がなくなる
付加機能
OttoAdapterの商品には、基本機能に加えて以下のような機能を持つものもラインナップされています。
Nintendo SwitchやAmazon TVスティック、DVDプレーヤーなど、HDMI出力機能を有するデバイスを接続することが可能です。
接続すると、OttoAdapterを介してカーナビの画面にこれらデバイスから出力した映像を表示することができるってわけですね。

手元で簡単にHDMI入力ができるようになる
これは嬉しい機能ですね
注意点
OttoAdapterの商品ラインナップの中には、Apple CarPlay専用、Android Auto専用というものがあります。
お持ちのスマホに合わせて商品を選ぶ必要があるので、そこは気をつけるようにしていただきたいです。
OttoAdapterの商品ラインナップページを見るといくつか商品が並んでおり、商品画像の右上に「CarPlay」、「Wireless CarPlay」、「Android Auto」、「Wireless Android Auto」のいずれかが表記されています。
ここをチェックすれば、わかりやすいと思います。
マークを見ても良いかもしれません(下記最新商品参照)。
中には両方に対応しているものもあります。
Ottocast OttoAdapter 最新商品はコレ
OttoAdapterの最新商品は、CarTV Mate Proの第4世代です。
こちらは上述した付加機能のHDMI入力を装備したものになります。
また以下ページにて、OttoAdapterの商品ラインナップが確認できます。
▶︎ Ottocast Car TV Mate Pro(四代)
※商品ラインナップ確認の仕方
ページ上部「製品一覧」をクリックし「OttoAdapter」を選択する
<商品画像の表記> … Apple CarPlay対応
… Android Auto対応
どれがいいか迷ったら… OttoAdapterはこんな人におすすめ
OttoAdapterは、スマホとカーナビの接続をワイヤレス化するというシンプルな機能しか有していません。
そのため、他のオットキャスト商品(OttoAiboxやOttoScreen)と比較すると安価に手に入れることができます。
- スマホとカーナビの有線接続をワイヤレス化したいだけ
- スマホとカーナビの有線接続をワイヤレス化したい + HDMI入力も欲しい

とりあえずワイヤレス化したいよって人に
おすすめです
4.OttoAibox(カーナビスマホ化)

2つ目の種類は「OttoAibox」。
Ottocast(オットキャスト)では、スマートデバイスと呼ばれています。
簡単に言うと、カーナビをスマホ化(Android化)するアイテムになります。
基本機能
OttoAiboxは、以下の基本機能を有します。
カーナビ自体をAndroidスマホ化するわけではないです。
あくまで実体はOttoAibox内にあって、それをカーナビ画面に映し出すのと同時にカーナビのインターフェースを使って操作可能としているものになります。
そのため、カーナビ自体に特に影響を与えることはなく、取り外せば元々のカーナビに戻るのが特徴です。
OttoAdapterの基本機能と比較すると、明らかに違いますね。

純正カーナビシステムに悪影響を与えないのは
重要なポイントかと思います
どのような人にとってメリットがある?
この基本機能は、どのような人にとってメリットがあるでしょうか。
- 純正カーナビシステムの機能のなさに失望している
- カーナビの画面でYouTubeやNetflixなどが見られたらなと思っている
- カーナビしながら、別の情報も表示できたらなと思っている
どんなメリットがある?
カーナビがAndroidになるようなイメージなので、様々なことができるようになります。
また、上述したOttoAdapterの基本機能も備えていますので、スマホとカーナビの接続をワイヤレス化することも同時に実現されます。
具体的には以下のようなメリットになりますね。
ワイヤレス化によるメリット以外がOttoAdapterとの違いになります。
- カーナビの画面でYouTube、Netflixなどの動画を楽しくことができる
- Androidのアプリをインストールし操作できる(Play2Video Proは対象外)
- スマホをカーナビに接続する際、いちいちケーブルに接続する必要がなくなる
- スマホをカーナビから切断する際、いちいちケーブルを抜く必要がなくなる
付加機能
OttoAiboxの商品には、基本機能に加えて以下のような機能を持つものもラインナップされています。
HDMI入力、出力機能
OttoAdapterはHDMI入力機能だけでしたが、OttoAiboxにはHDMI出力機能を備える商品があります。
これにより、後部座席にモニター(HDMI入力端子付)がある車両では、そのモニターにカーナビに表示している画面と同じものを出力することができるようになります。
車内でいろいろとエンタメを楽しみたい方にとっては、あると嬉しい機能ですね。
SIMカードによる通信機能
SIMカードを挿入することで、OttoAibox自体が通信することができるようになります。
そのため、スマホのテザリングに接続する必要がなくなり、スマホの通信量を消費することもなくなります。
この機能が搭載されるかがOttoAdapterとの違いですね。
格安SIMなどを使用すれば、比較的通信コストを抑えられることでしょう。

使い方の幅がだいぶ広がりますね
注意点
注意する点は、以下2つだと思います。
- BMWは専用商品がラインナップされており、そちらのみが適合となる
- プリインストールアプリのみ使用可能な商品もある
BMWは専用商品がラインナップされており、そちらのみが適合となる
OttoAiboxをBMWに接続しようと考えている方はご注意ください。
【BMW専用】と記載された商品しか使用することができません。
また、その逆でBMW以外に接続する場合は【BMW専用】と記載された商品は使用することができません。
プリインストールアプリのみ使用可能な商品もある
OttoAiboxのラインナップ中に「Play2Video Pro」という商品があるのですが、この商品に限ってはあらかじインストールされているアプリのみが使用可能(自由にアプリをインストールできない)となっています。
Ottocast OttoAibox 最新商品はコレ
OttoAiboxの最新商品は、OttoAibox P3です。
こちらは上述した付加機能のHDMI出力、SIMカードによる通信機能を装備したものになります。
また以下ページにて、OttoAdapterの商品ラインナップが確認できます。
▶︎ Ottocast OttoAibox P3
※商品ラインナップ確認の仕方
ページ上部「製品一覧」をクリックし「OttoAibox」を選択する
※BMW専用商品確認の仕方
ページ上部「OttoAibox」をクリックし「BMW専用のスマートボックス 」を選択する
どれがいいか迷ったら… OttoAiboxはこんな人におすすめ
OttoAiboxは、様々なエンタメ機能をたっぷり楽しみたい方におすすめです。
既存のカーナビシステムがガラッと変わるので、変わり映えがあり満足度も高くなるんじゃないでしょうか。
後部座席のモニターに映像を出力して家族で楽しんだり、ゲームを映し出して楽しんだり。
Androidのアプリを自由にダウンロード・インストールして、車内で使う。
楽しみ方は無限大ですね。
もちろん、運転手は走行中に楽しんではいけませんが。
- 外部からの映像をカーナビに映し出したい
- 後部座席モニターなどに映像を出力して、皆で映像を楽しみたい
- Androidのアプリを自由にインストールして、カーナビで楽しみたい
- 画面を2分割して、異なる情報を表示したい
- スマホとカーナビの有線接続をワイヤレス化したい

カーナビ周りを充実させたい方におすすめです
5.OttoScreen(カメラ付ディスプレイオーディオ)

3つ目の種類は「OttoScreen」。
Ottocast(オットキャスト)では、カーディスプレイスクリーンと呼ばれています。
大きなワイドディスプレイとカメラが一体型になったアイテム(リヤ用カメラも付属)です。
基本機能
OttoSrceenは、以下の基本機能を有します。
最大の特徴は、ディスプレイを備えているということ。
この点が、その他のオットキャスト商品との明確な違いになります。
比較するまでもないかもしれません。
他のオットキャスト商品(OttoAdapterやOttoAibox)は既存のナビゲーションシステムが必要でしたが、これはスマホとこのOttoScreenがあればOKです。

ディスプレイ付なので、設置場所を確保できることが条件になりますね
どのような人にとってメリットがある?
この基本機能は、どのような人にとってメリットがあるでしょうか。
- 純正カーナビシステムがない、もしくはあっても画面が小さい
- バックカメラがなく、駐車するのに苦戦している
- 純正カーナビシステムはそのままに、別途ディスプレイオーディオ用システムが欲しい
どんなメリットがある?
10.26インチのワイド画面なので非常に見やすく、カメラまで搭載していることにより映像の保存や駐車時の後方確認などが可能になります。
具体的には以下のようなメリットになりますね。
その他のオットキャスト商品との大きな違いは、ディスプレイとカメラの有無です。
- 10.26インチのワイド画面が物理的に追加される
- 搭載カメラにより、車両の前方、後方を映像で確認することが可能となる
- スマホをカーナビに接続する際、いちいちケーブルに接続する必要がなくなる
- スマホをカーナビから切断する際、いちいちケーブルを抜く必要がなくなる
付加機能
OttoScreenは1つの商品のみラインナップされており、付加機能となるものはありません。
注意点
注意する点は、以下3つだと思います。
- ディスプレイ設置場所が存在するか、設置できても前方を塞いでしまわないか検討が必要
- 後方カメラは配線が必要なため、業者に依頼する場合は別途工賃が発生する
- OttoAiboxのようなスマホ化(Android化)の機能はない
ディスプレイの設置場所
運転する際に前方視界を遮ってしまわないよう、注意が必要です。
道路交通法に違反しないようにしなければいけません。
そのため、あらかじめ設置場所が確保できるのか、設置した場合に道路交通法に違反せず、運転の妨げにならないかを検討してから購入するようにしましょう。
後方カメラの配線は別途工賃発生の可能性あり
OttoScreen本体から後方カメラ設置位置まで、配線する必要があります。
きれいに隠して配線する場合は業者などに依頼する必要が出てきますので、別途費用が発生することを認識しておきましょう。
自身でできてしまう方や、後方カメラは使わないよって方は問題ありません。
スマホ化(Android化)の機能はない
画面に表示されるのは、Apple CarPlayまたはAndroid Auto、前後カメラ映像のみです。
OttoAiboxのように、アプリを自由にインストールしたりAndroid端末のように使用することはできません。
ただし、Apple CarPlayまたはAndroid Autoと、カメラ映像の2分割表示はできるようです。
Ottocast OttoScreen 最新商品はコレ
OttoScreenの最新商品は、その名もOttoScreenです。
この商品のみのラインナップとなっています。
▶︎ Ottocast OttoScreen
※商品ラインナップ確認の仕方
以下サイトのページ上部「製品一覧」をクリックし「OttoScreen」を選択する
▶︎ Ottocast公式サイト
どれがいいか迷ったら… OttoScreenはこんな人におすすめ
OttoScreenは、既存のカーナビシステムにディスプレイを追加したい方におすすめです。
逆に言うと、ディスプレイまではいらないよって方にはおすすめしません。
ディスプレイとカメラを備えている点が、他のオットキャスト商品との大きな違いですね。
この2つに魅力を感じる方は検討する意味がありそうです。
- 追加でディスプレイが欲しい
- 前後カメラ映像で運転支援をしてもらいたい
- スマホとカーナビの有線接続をワイヤレス化したい

ディスプレイがいらないって方は
その時点で候補から除外してOKです
6.Ottocast(オットキャスト)、どれがいいのか?

ここまで、3つの種類のオットキャスト商品を違いを比較しながら見てきました。
ここまで読んでいただけたら、だいたいご自身にあったオットキャスト商品が絞り込めたのではないかと思います。
どれが良いのか決める際、目安になるかわかりませんが、以下に「オットキャストのどれがいいのか絞り込むフロー」を示します。
- Step1追加でディスプレイが必要か
Yes → OttoScreen / No → Step2へ
- Step2追加で前後カメラが必要か
Yes → OttoScreen / No → Step3へ
- Step3CarPlayまたはAndroid Autoのワイヤレス化だけできれば良い
Yes → OttoAdapter / No → Step4へ
- Step4上記にプラスして、HDMI入力ができれば良い
Yes → OttoAdapter / No → OttoAibox

Ottocast(オットキャスト)が一番売り出しているのは、
OttoAibox P3 のようです
7.まとめ

今回はOttocast(オットキャスト)について、以下3種類の違いを比較しながら見てきました。
この3種類に分類できれば、ある程度自分にあった商品を絞り込むことが可能かと思います。
Apple CarPlay、Android Autoのどちらに対応しているのか。
BMWに対応しているのか。
これらをに注意して選ぶ必要があるものがありました。
最後に、機能別の比較表を作ってみました。
表にすると違いがわかりやすいですね。
機能 | OttoAdapter | OttoAibox | OttoScreen |
---|---|---|---|
ワイヤレス化 | 可 | 可 | 可 |
HDMI入力 | 一部商品で可 | 一部商品で可 | 不可 |
HDMI出力 | 不可 | 一部商品で可 | 不可 |
SIMカードによる通信 | 不可 | 大部分の商品で可 | 不可 |
BMW対応 | なし | 専用の商品あり | なし |
ディスプレイ | なし | なし | 一体型 |
前方カメラ | なし | なし | 一体型 |
後方カメラ | なし | なし | 付属(配線必要) |
ややこしいオットキャスト商品ですが、少し整理できたかなと思います。
3種類それぞれの商品ラインナップについては、公式サイトより確認してみてください。

▶︎ Ottocast(オットキャスト)公式サイト
ページ上部「製品一覧」をクリックし、
「OttoAdapter」、「OttoAibox」、「OttoScreen」のいずれかを
クリックすることで商品ラインナップが確認できます
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