早いもので、アウディQ4 e-tronが納車されてから1年。
点検のお知らせが届いていましたので、予約して実施していただきました。
法定1年点検というやつですね。
また、少し前にリコールが出ていたので、それについても一緒にお願いすることに。
どうせ車を預けるなら1回で済んだ方が楽ですから。
リコールでは、プログラムのアップデートがあるみたいですが、これまでに発生している不具合も一緒に直ってくれたらなーなんて思っていましたが、実際は。。。
1.法定1年点検
道路運送車両法に定められた12ヶ月ごとの点検で、Audi Freeway Planに加入している場合は無料で実施してもらえます。
ウチのQ4 e-tronは加入しているので、費用はかかりませんでした。
Audi Freeway Planには、法定1年点検の他にアウディ社指定定期点検というものも付いてきますが、2年もしくは3万キロの時のようなので、今回は実施されていません。
タイヤの溝、ブレーキパッドはどうだった?

タイヤ、ブレーキパッドの減り具合が気になるところです。
車重のあるBEVだけに、これらの消耗スピードが心配なところでした。
フロント:6.0mm / リヤ:6.0mm
新品時が8mmくらいだということなので、1年間でおよそ2mm減ったことになりますね。
このペースでいくと、3年ちょいくらいで交換なのかな。
アウディQ4 e-tronは、フロントとリヤでタイヤの扁平率が異なるので、ローテーションができないんですよね。
今後、タイヤの減りがリヤだけ目立ってこないことを祈りたいです。

タイヤの溝については
今後も注視していこうと思います
フロント:11mm / リヤ:6mm ※フロントはディスク、リヤはドラム
新品時の厚さを確認するのを忘れてしまったんですが、フロントもリヤもほとんど減っていないということでした。
普通にブレーキを踏んでも、車両が回生ブレーキを多用するようコントロールしてくれているのでしょう。
私自身も、運転時にパドルをうまく使って回生ブレーキを多用しているので、上記と相まっての結果のように思います。

ブレーキパッドの減りが少ないという観点では
アウディQ4 e-tronは優秀ですね
気になるバッテリーの劣化具合は?

電気自動車(BEV)の寿命に直結するバッテリーの劣化。
1年でどのくらい劣化してしまうのか、気になっていました。
エラーは出ていない
劣化具合まではわからないという話でした。
不具合や異常(エラー)が発生していないかはわかるようで、それについては良好である(異常なし)ということ。
iPhoneみたいに「新品の時の容量から何%に減っていますよ」みたいにわからないもんなんですかね。
おおよそで良いから知りたかったです。

点検の際、数値で示していただきたいです
なるべく劣化が進まないような使い方をしていきたいし
【追記1】ディーラーによっては劣化具合をチェックしてもらえる?!
SNS等を見ていると、1年点検のタイミングでバッテリーの劣化具合を数値で教えてもらった方もいらっしゃるようでして。。。
なんでディーラーによって対応に差があるんでしょうかね。
電気自動車(BEV)ユーザーにとって、バッテリーの劣化具合は最も気になる指標と言っても過言でないのに。
それとも、私が1年点検を受けた後に劣化具合をチェックすることが可能になったんだろうか。
8年以内に70%を下回った場合、バッテリー容量の復旧を行うという保証があるのはありがたいのですが、一方で年に1度くらいはバッテリーの状況は把握しておきたいところです。
運用の仕方次第では、劣化を少なくすることだって可能なはず。
この件については、何かのタイミングでディーラーに確認してみたいと思います。
【追記2】やはり劣化具合はチェックできない
お世話になっているディーラーで確認しましたが、バッテリーの劣化具合を調べることはできないし行なっていないとの事でした。
残念ですが、仕方ないですね。
例えば、PCAで充電する際に、バッテリーの状態も一緒にチェックしてくれたら良いのになぁ。
2.リコール対策
2024年2月にWebで公開され、翌月上旬あたりに郵送されたリコール。
アウディQ4 e-tronに関しては、初めてになります。
不具合の内容は?

「高電圧バッテリーのセルモジュールにおいて、セパレーターの製造工程が不適切なため、モジュール間の容量にばらつきが生じます。そのため、充電時のセルバランス制御により充電量が減少し、航続距離が短くなるおそれがあります。」
とのこと。
なんだかよくわからないが、許容できる最大充電量まで充電することができないということだろうか。。。
航続距離が短くなる恐れがあるという点が嫌な感じですね。
例えば、MMI上はあと10km走行可能と表示されているのに、突然電欠に陥るなんてことがあるのかな。
だとしたら怖い。
走行可能距離なんて目安にしかしていませんが、どの程度短くなるのかもわからないですし。。。
それとも、MMI上の走行可能距離と実際の距離はリンクしているが、本来の性能を発揮できないってことなのかな。

充電残量を攻めてる方は、早めの対策をオススメします
不具合対策の作業内容、作業時間は?

「全車両、高電圧バッテリーの自己診断を最適化するため、コントロールユニットを対策プログラムに書き換えます。また、黄色の警告灯や点検結果により、セルモジュールを良品に交換します。」
とのこと。
状態により、以下2パターンの対策があるようですね。
- 点検の結果、セルモジュールに異常がない場合
→プログラムのアップデートのみを実施 (作業時間 約2.5時間) - 点検の結果、セルモジュールに異常がある場合
→プログラムのアップデートと、セルモジュールの交換を実施 (作業時間 約4日)
2の場合、ディーラーではセルモジュールの交換ができないらしく、私の住む地域では豊橋に陸送することになるとのことでした。
その際、陸送含め約4日ほどの作業時間が必要になるみたいです。
このパターンに合致する車両はほとんどないだろうということでしたが、ちょっとドキドキしました。

ちなみに、ウチのQ4 e-tronは1のパターンでした
今回のリコール対策で、他の不具合は改修される?

今回、プログラムアップデートが実施されるのに伴い、これまでウチのQ4 e-tronに発生していた不具合もいくつか直ってほしいなーと思っていました。
ずっと直らないままでしたし、不具合に関して未だにプログラムアップデートがない。。。
不具合が放置されていることで、使いにくさを感じることも多々あります。
(詳細は以下記事を参照していただけたらと思います)
と、期待しながらディーラーへ行き、口頭で確認しました。
今回のアップデートは、リコール対策のみのプログラムであり他の不具合は改修されない
上記のような回答でした。
そのため、リコール対策実施後に不具合改修されたかの確認は一切しておりません。(改修される見込みはゼロということ)
残念ですが、仕方ないですよね。
ですが、これまで発生している不具合に関しては、早急な対策を強く望みます。
アウディ ジャパンさん、よろしくお願い致します。

コネクテッド機能への対応、充電出力向上なども
併せてお願い致します(泣)
3.まとめ

アウディQ4 e-tronが納車され、早くも1年が経ちました。
今回、1年点検と同時にリコール対策も実施していただき、また1年安心して乗ることができそうです。
1年点検では特に不具合なかったですが、バッテリーの劣化具合が見えないのがやや不安に思っています(エラーはないとのことでしたが)。
リコール対策は最短でも約2.5時間かかるので、私のように点検などと一緒に実施していただくのが良いでしょう。
さすがに、ディーラーで待つのには長すぎるかと。。。
リコール対策で行うプログラムアップデートですが、その他の不具合改修は一切含まれなくて非常に残念でした。
別途プログラムアップデートしてくれれば良いのですが、今のところそのような情報はありません。
このまま放置なんてこと、ないですよね?!
ドイツ御三家のプレミアムブランドなんですからー
コメント
いつも楽しく拝見しています。
本日うちのQ4もリコール対応に行ってきました。その結果、パターン2のセル交換が必要ということが判明しました!12セル中の1セルだけということですが・・・
やはり豊橋送りになるらしく、2週間預かりになるようです。代車の関係もあり本日はプログラム書き換えだけで、5月中旬に入庫ということになりました。
2023年モデルでは殆ど問題無いらしいですが、うちのQ4は2023年登録ですが展示車だったので2022年モデルなんですよね。
dieanotherdayさん、はじめまして。
いつもご覧いただき、ありがとうございます!
リコールで、まさかのセル交換ですか?!
2022年モデルの方が確率上がるんですかね…
2週間の代車生活はやや長いですが、対策後のQ4がどのくらい変わるか楽しみではありますよね。
代車がガソリン車だと違和感ありまくりですよー。
らっち123さん、返信ありがとうございます。
ちょっとビックリでしたが、バッテリーをどんどん変えてくれるのは良いことだと前向きに考えています。
例のユーザー登録後の起動時雑音も、対策が出てるのは2023年モデルだけで、2022年モデルは対象外だそうです。
代車はQ5 TDIのようです。我が家はQ4とTTの2台持ちで、Q4は妻がメインで乗ってます。もう1年以上Q4しか運転してないので、違和感ありありでしょうねw
起動時雑音の対策は、2023年モデルでも後発のもののみみたいですよ。
なので、ウチのは2023年モデルですが、未対策。。。
また、MMI関連の不具合は何1つ対策して貰えてません。
こればかりはディーラーではどうにもできないので、Audi Japanさんに何とか対応してもらうしかないのですが、なんら動きなしです。
TTも所有されているんですね、羨ましい!しかも、素敵な組合せですね。
代車生活も前向きに楽しんじゃってください〜
らっち123さん
Q4のセル交換は今週末に入庫予定だったのですが、本日ディーラーより連絡がありました。
2週間預けると聞いていたのですが、なんと1ヶ月預かりになるとのこと!
ディーラーも1ヶ月代車を出すのは厳しいので、交渉したところアウディジャパンよりQ4の代車が出てきたそうです。
うちのディーラーはアウディジャパン販売系列なんですが、やる事に間違いは無いと思いますが、他の系列のディーラーでもそんな感じなんですかねぇ?
dieanotherdayさん、こんにちは。
なんと当初の2倍に期間が伸びるんですか!
それだけ時間を要する作業ってことなんでしょうね。今後バッテリーの故障が起きたらと思うと恐ろしいです。
でも幸い、Q4の代車が出るということで、良かったです。
これは、アウディジャパン販売系列だからなせる技のような気がしますが、どうなんでしょうか。(預かり期間はどうなんでしょうね。他のディーラーも同じじゃないかなと思いますが。)
何年モデルなのかはわかりませんが、ご自身のQ4と挙動が違うところなんかを探ったりするのには良い機会かもしれませんね。
もし、代車のQ4と違うところがあったら、教えていただけると嬉しいです。
大掛かりな対応になり、不安かと思います。
無事に対応完了することをお祈りしております。
らっち123さん
我が家のQ4のセル交換の、その後をご報告しておきますね。
当初の予定より1週間早く豊橋から戻ってきました。
しかし土曜に引き取って次の木曜から起動時に「電源系統:故障」のメッセージが出るようになりました。
再度入荷してチェックしてもらったところ、PTCヒーター故障とのこと。
PTCヒーターは高圧電源を使っているので「電源系統:故障」と表示されるそうです。
ただPTCヒーターの部品が国内には無く、本国でも入荷待ち状態で、再度1ヶ月の預かりとなってしまいました。
初期ロットなので色々あります・・・・
dieanotherdayさん
ご報告いただき、ありがとうございます!
1週間早く戻ってきたのに、悲しいですね。
これって、豊橋で行なった作業が原因なんじゃ…
PTCヒーターは、本国でも入荷待ちなんですか?!
単純に生産体制の問題なのか、故障交換が多いのか、なんなんでしょうね。
dieanotherdayのQ4が、完璧な状態で早く帰ってくることをお祈りしております(>_<)