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さて今回は、ひっそりと公開されていたAudi純正ドライブレコーダーの不具合改善プログラムについてです。
1.Audi純正ドライブレコーダーの自主改善とは?
先日、なにげにAudiのホームページを閲覧していたところ、「Audi ドライブレコーダー自主改善対応について」というタイトルのものがひっそりと公開されているのに気が付きました。
ウチのドラレコはAudi純正のもので、ユニバーサルトラフィックレコーダーではない(現行モデルの1つ前)ので、思いっきり関係してそうです。
その内容はというと、不具合が判明したから対応してねというもの。
詳細は以下のとおりです。
不具合の内容
販売店後付け用品として販売しているAudi ドライブレコーダーにおいて、制御プログラムが不適切なため、電源が入らず作動しないものがあります。
改善の内容
全商品に改善用ソフトウェアを挿入し制御プログラムを対策プログラムに修正いたします。 また、本原因により症状発生の場合は対策品と交換いたします。
ちなみに自主改善開始日は、2019年9月25日となってますね。
全然知らなかった(汗)
2.自主改善の対象となる製品、品番は?
気になるのは、ウチのAudi純正ドラレコが対象なのかどうかということ。
以下が、対象の製品、品番になります。
■対象製品
Audi ドライブレコーダー(現行モデル「UTR」ではない)
■品番
J0AWH1A10A
■対象ファームウェアバージョン(モニター起動時に右下に表示される)
V1.0A
※V1.1A、V1.2Aはすでに対策済み
■対象シリアルナンバー(本体表面のシールに記載)
WHSR-571-1712CAUDI-0001~3000
WHSR-571-1801CAUDI-0001~1000
WHSR-571-1802CAUDI-0001~3000
自主改善対象数は6,640個とあります。
結構多いですね。
対象か判断する手順としては、以下のような感じが良いでしょうか。
- Step1Audi純正のドラレコで、本体にディスプレイが搭載されたものか?
→Yesなら次のStepへ →Noなら対象外
- Step2本体の形状は横長の長方形か?
→Yesなら次のStepへ →Noなら対象外
- Step3起動時のディスプレイに”Audi”とは表示されないか?
→Yesなら次のStepへ →Noなら対象外
- Step4起動時のディスプレイ右下に表示されるファームウェアバージョンが1.0Aか?
→Yesなら次のStepへ →Noなら対象外
- Step5該当するシリアルナンバーか?
シリアルナンバーは、本体、製品のチェックシート、製品の箱を参照
→Yesなら対象 →Noなら対象外
本体はフロントガラスに固定されてしまっているので、シリアルナンバーは確認しづらいです。そもそも 本体表面にシールは貼られていませんでした。
その他をまず確認し、該当しそうな時に確認するような流れが良いかと思われます。
3.自主改善の方法は大きく分けて2つ
上記手順で調べてみるとどうやら、ウチのドラレコは対象外のようです。
3で”Audi”と表示されますからね。
で、ここからは「自分のドラレコが対象だった場合」の話です。
改善対策ソフトウェアを適用することで改善を実施するようですが、大きく分けて2つの手段があります。
既に作動しなくなってしまっているものに関しては、2の手段しかありませんが、自宅にネット環境がありMicro SDカードリーダーやMicro SDカードアダプタがある方なら1の手段でいけます。
ただ、面倒くさい方はディーラーに問い合わせるのが早いでしょうかね。
突然行ってもやってもらえない(工場がいっぱいなどの理由により)可能性があるので、電話で聞いてみるのが良いでしょう。
4.自ら改善プログラムを適用する、2つの方法とは?
Audiから、改善対策ソフトウェアが無償提供されています。
そのソフトウェアをドライブレコーダーに挿入されているMicroSDカードにダウンロードし、プログラムアップデートを実行します。
Webページよりダウンロードするやり方
Webページよりダウンロードする手順は、以下6ステップになります。
- Step1ドライブレコーダーより、MicroSDカードを取り出す
イグニッションはOFF
- Step2取り出したMicroSDカードをMicroSDカードリーダーへ挿入し、リーダーをパソコンへ接続する
- Step3以下URLより、改善対策ソフトウェアをダウンロードする
https://www.kk-tcl.co.jp/audi_firmware_update/
【2023/7/15 追記】現在は公開されていないようです。
保存先は①のMicroSDカード ※フォルダは作成しないこと - Step4MicroSDカードをリーダーから取り出す
- Step5前の手順で取り出したMicroSDカードをドライブレコーダーへ挿入する
イグニッションはOFF
- Step6イグニッションONする
アップデートが開始される
専用ビューアーを使用するやり方
専用ビューアーを使用する手順は、以下8ステップになります。
- Step1ドライブレコーダーより、MicroSDカードを取り出す
イグニッションはOFF
- Step2パソコンを起動し、専用ビューアーを実行する
- Step3取り出したMicroSDカードをMicroSDカードリーダーへ挿入し、リーダーをパソコンへ接続する
- Step4MicroSDカードが専用ビューアーにて認識されると、アップデートの表示がされる
対象の場合のみ
- Step5表示に従い、改善対策ソフトウェアをダウンロードする
- Step6MicroSDカードをリーダーから取り出す
- Step7前の手順で取り出したMicroSDカードをドライブレコーダーへ挿入する
イグニッションはOFF
- Step8イグニッションONする
アップデートが開始される
なお、上記ソフトウェアを適用したにもかかわらず、症状が発生した場合は対策品と無償交換してくれるそうです。
万が一の時のためのドライブレコーダー。
映像が必要となった時に、「あれ?動いてなかった」とならないようにぜひ対策を実施してくださいね~。
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