先日、Audi Q6 e-tronのSpecial Previewへ参加してきました。
Q4 e-tron乗りとしては、Audiからの新型BEVは気になるもの。
今回は実車を見た感想や、会場のスタッフから得た情報を中心にまとめてみたいと思います。
Q4 e-tron日本発売より2年弱。AudiのBEVがどれほど進化しているのか。
Q4 e-tronユーザー目線でチェックしました。
※スペックや基本的な情報などは公式サイトで確認できますので、そういった情報は本記事では除外します。
1.Q6 e-tronは大きく見えるだけじゃなく、間違いなくデカイ
展示車両は、Q6 e-tronとスポーツモデルのSQ6 e-tron、さらにQ8 e-tron、Q4 e-tronの4つ。
贅沢にも、AudiのBEVのうち、e-tron GT以外の車両がずらりと並んでいました。
遠目でQ8 e-tronと並べてみるとそんなに大きく見えなかったのですが、近づいて見るとまぁデカイ。
Q4 e-tronと比較すると、2回りくらい大きいんじゃないかと。。。
車種 | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) |
---|---|---|---|
Q6 e-tron | 4,771 | 1,965 | 1,702 |
Q4 e-tron | 4,590 | 1,865 | 1,630 |
Q8 e-tron | 4,915 | 1,935 | 1,635 |
Q5 | 4,680 | 1,900 | 1,665 |
Q7 | 5,070 | 1,970 | 1,735 |
A4(参考) | 4,770 | 1,845 | 1,410 |
Q4 e-tronの全幅でさえ1,800mmを超えており、立体駐車場などでサイズオーバーになってしまうことがあります。
また、平面駐車場では停められるものの、全幅が大きければ大きいほど隣の車両との距離が近くなってしまいます。
そのため、ドアパンチ等で当てられてしまうリスクは上がってしまいますよね。
ショッピングモールに良く行く方や、家族で良くお出かけする方は
駐車位置にも気をつける必要が出てきます
2.Q6 e-tronのデイライトは独立したLEDで形成される
Audiのライティング技術は、また進化していますね。
8つのパターンからデイライトとテールライトの光り方を選択できる点はもちろん凄いですが、光りを構成している1粒1粒が全て独立したLEDになっているのは驚きでした。
前後それぞれ60個ほどのLEDで構成されているみたいです。
Q4 e-tronは反射板のようなものがヘッドライト内部に埋め込まれており、これによりデジタル風な光り方に変化させていました。
これはこれでかなりユニークな仕組みなんですけどね。
あと驚いたのは、テールライトの一部がキラキラと揺らめいて見えること。
非常に美しくてラグジュアリー感満載でした。
なんでも、ずっと揺らめいているわけではなく、センサーで物体を感知した際にそのようになるようです。素敵ですね。
Audiのライティングはやっぱ最先端いってますね
3.Q6 e-tronはワイドな湾曲ディスプレイがインパクト大
運転席に座ってみると、広大なディスプレイが目に飛び込んできます。
メーターとセンターディスプレイが一体になっている、いわゆる流行りのタイプ。
ただ横にワイドなだけでなく、運転席を包むように湾曲しているので大変見やすいですね。
コックピットが包まれている感覚があり、座っていて心地良かったです。
メーターが表示される部分についてはタッチパネルでないのですが、中央部はタッチパネルになっています。
メニューを触った感覚としては、サクサク動くなという感じでした。(ナビは触れませんでした)
助手席側には少し小さなディスプレイが独立して配置されており、同乗者が動画閲覧やナビ操作を行うことが可能のようです。
ナビ操作した内容は、運転席側に反映される仕組みとのこと。
ちなみに、この「MMIパッセンジャーディスプレイ」はオプション装備となる模様。
Q4 e-tronはバーチャルコックピットがしょぼいんで、
この装備はホント羨ましいです
フロントシートのヘッドレストに埋め込みスピーカー
オプションのBang & Olufsenを付けると、運転席と助手席のヘッドレストにスピーカーが内蔵されます。これにより、音の広がりが格段に上がるとのこと。
少し前に日産オーラのCMで見た、アレと似たような感じでしょうかね。
実際に音楽を聴かせていただきましたが、臨場感は半端なかったです。
また、そこそこ大きな音量でしたが、全く車外に漏れていない点もビックリしました。
4.Q6 e-tronのリヤシートはQ4 e-tronに劣る?
次に、運転席を自分の位置へ合わせ、リヤシートに乗り込んでみました。
真っ先に感じたのは、広いには広いがQ4 e-tronよりも前後の空間が狭いんじゃないかということ。
実際に測ったわけではないんですが、間違いなくQ4 e-tronよりは狭いと思います。
全幅がある分、当然横方向には広いんだと思いますが、感覚的にはあまり変わらないかなといったところですね。
リヤシートもシートヒーターはあるようですが、操作部についてはQ4 e-tronのそれとほぼ変わらない仕上がりです。
また、リクライニングや前後スライドも不可で、足元は中央部がやや盛り上がっているなと感じました。(つまずくほどではなかったと記憶しています)
わかりにくかったですが、エアコン操作部の下部にはUSB-Cポートが2つ設置されていました。
アームレストもQ4 e-tronとほぼ同じですね。
リヤの空間としてはQ4 e-tronの方がゆったりした空間、リヤの装備としてはほぼ互角という感じになりました。
コンパクトSUVなのに、あのリヤ空間
Q4 e-tronの設計は素晴らしいんだと改めて思いました
5.Q6 e-tronは、アプリストアで機能追加可能
アプリのサブスクにも対応するようで、MMI上で機能の追加や削除ができるとのこと。
おそらく日本仕様でもこの機能は付くでしょうとおっしゃってました。
BMWでは既に、シートヒーターやクルーズコントロールなどがサブスクで利用できるみたいですね。
Audiでは、どのような機能がサブスクによって利用できるようになるのでしょうか。
その内容もそうですが、価格設定も気になるところです。
Q6 e-tronはOTAに対応しそう
まず、Audi Connectには間違いなく対応してくるだろうということ。
アプリストアに対応するくらいなので、OTAにも対応するでしょうね。
OTAはもはやBEVのスタンダードと言っても過言ではないので、しっかり対応してきてほしいところです。
既存のQ4 e-tronもOTAに対応してほしい!
アップデートも不具合改修も今のところ、ゼロですが。。。
6.まとめ Q6 e-tronとQ4 e-tronを比較
Audi Q6 e-tronはBEVのプレミアムミッドサイズSUV。
一方、Audi Q4 e-tronはBEVのプレミアムコンパクトサイズSUV。
今回実車を見て、サイズだけでなく様々な点で異なってるなと感じました。
最後に比較表にまとめてみたいと思います。
項目 | Q6 e-tron | Q4 e-tron |
---|---|---|
セグメント | ミッドサイズSUV | コンパクトサイズSUV |
プラットフォーム | PPE | MEB |
バッテリーシステム | 800V | 400V |
サイズ感 | かなり大きい | ちょうど良い |
デイライト選択 | 8つ | 4つ |
デイライトLED | 全て独立(およそ60個) | 反射板で区切って(6個?) |
メーター | 湾曲ディスプレイ一体型 | バーチャルコックピット |
助手席ディスプレイ | オプション設定あり | 設定なし |
ヘッドレスト埋込スピーカー | オプション設定あり | 設定なし |
後席リクライニング | なし | なし |
後席前後スライド | なし | なし |
後席USB充電 | USB-C × 2 | USB-C × 2 |
後席の広さ | 広い | とても広い |
後席のシートヒーター | あり | なし |
アプリストアによる機能追加 | サブスクあり | なし |
Audi Connect | あり | なし |
OTAによるアップデート | 可能 | 不可能 |
フランク | あり | なし |
後席シートヒーターやコネクテッド機能、OTAなんかは
BEVでは当たり前の装備
Audi Japanさん、ぜひQ4 e-tronの既存車両にも、コネクテッド機能(Audi Connect)、OTAを後付けしてください!
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