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Audi Q4 e-tronとVW ID4を17項目で比較!意外と違いが多いぞ

Audi(アウディ)
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VWグループの電気自動車専用プラットフォームMEBは、Audi Q4 e-tron、Volkswagen ID.4に採用されています。同じプラットフォームより開発されているこの2台は兄弟車と呼ばれることが多く、その基本性能はかなり近いものを持っています。
既に日本発売されていますが、まだまだ流通量が少なく街中で見かけることはほとんどありません。
ただ、人気不人気は別として注目度は非常に高く、購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。

MEB = Modular electric drive matrix

電気自動車専用のプラットフォーム
VWではID.3、ID.4、ID.5、ID.Buzz、AudiではQ4 e-tronが採用
VWグループのみならず、Fordにも提供されている

私もその1人なのですが、慎重派の私はこの兄弟車(Audi Q4 e-tronとVW ID.4)のどこがどう異なるのかをまずは把握したいなと考えました。
今回、試乗やディーラーでの会話などで入手した情報を元に様々な点から比較を行ってみましたので、まとめてみようと思います。
BEVの購入を検討中でこの2台に注目している方や、VWやAudiの車に乗っていてそろそろBEVを検討してみようかなという方には参考になる情報になると思います。

らっち123
らっち123

この記事では、以下の車種を比較します

  • Audi Q4 e-tron Advanced
  • Audi Q4 e-tron S line
  • Volkswagen ID.4 Pro Launch Edition
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1.ラゲッジ容量でID.4がやや有利か

まずは各種サイズを見ていきます。車体の大きさでは、ID.4が全高がやや高くなっていますね。
それによるものでしょうか、ID.4のラゲッジ容量が大きい感じです。

最小回転半径はどれも5.4mと、Audiで言うところのA1並となっており、取り回しが良いものに仕上がっています。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
全長(mm)4,5904,5904,585
全幅(mm)1,8651,8651,850
全高(mm)1,6151,6151,640
ホイールベース(mm)2,7652,7652,770
最小回転半径(m)5.45.45.4
ラゲッジ容量(L)520520543
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2.モーターの能力は全く同じ

モーターは、内燃機関を持つ車で言うところのエンジン。
車の性能を大きく左右する部分になりますが、これに関しては全くの互角です。

どちらもリヤにモーターを搭載し、リヤタイヤに動力を伝えます。
今後はフロントとリヤの両方にモーターを搭載し、より高出力となるモデルも登場するのではと言われています。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
最高出力(kW)150150150
最大トルク(Nm)310310310
駆動方式RWDRWDRWD

3.航続距離はID.4に軍配

BEVを検討する上で間違いなく気にする項目なのが、航続距離。
1回の充電でどのくらい走行可能かを示すものです。

これを比較すると、少し面白い結果になりました。
現状、発売当初モデル(2022年モデル)と2023年モデルが存在するのですが、2023年モデルはハードウェアやソフトウェアの改良により航続距離が増えています。
この改良により、航続距離においてAudi Q4 e-tronとVW ID.4が逆転しているのです。

※ID.4の2023年モデルは正確には、Launch Editionとは言わないようです。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
cd値0.280.280.28
航続距離(km)2022y576576561
航続距離(km)2023y594594618

cd値 = Coefficient of Drag の略

簡単に言うと、空気抵抗係数のこと
この値が小さいほど空気の抵抗を受けずに車を走らせることができます

4.バッテリー電力量、充電性能は同じだが、電費に若干の差

総電力量はどちらも82kWh(正味77kWh)です。大容量で文句なしといったところでしょうか。
そして、充電性能はどちらも最大94kW。Audi Q4 e-tronについては発売前125kWとアナウンスされていましたが、94kWに変更されています。

これは、Audiは150kWの充電スポットを整備していくと宣言していますが、今後150kWの充電スポットが普及したとしても94kWまでしか出力を上げて充電できないことを意味します。(実際はもっと低くなるのではないかと思われますが)

バッテリー電力量、cd値、モーターの出力など同じなのですが、燃費ならぬ電費はほんの僅かにID.4が良いですね。これが前述のハードウェアやソフトウェアの改良にあたる差になるのでしょうか。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
充電性能(最大kW)949494
交流電力量消費率(Wh\km)150150153
LMH市街地モード(Wh/km)136136135
LMH郊外モード(Wh/km)142142143
LMH高速道路モード(Wh/km)162162168
総電力量(kWh)828282
正味電力量(kWh)777777
充電ネットワークPCAPCAPCA

PCA = Premium Charging Alliance の略

PCAの公式ページ
充電マップ、サービス内容、料金プランなどが確認できます

らっち123
らっち123

2023年7月時点で、PCA加盟ブランドは以下3つです

  • PORSCHE
  • Audi
  • Volkswagen
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5.足回りも標準で20インチタイヤのID.4がお得感あり

サスペンション、ブレーキはどちらも同じ。強力な回生ブレーキを備えているため、リヤのブレーキはドラム式です。
Q4 e-tron S lineのみがスポーツサスペンションとなっていますね。ただし車高はスタンダードサスペンションと変わらないようです。

そして特筆すべき点は、ID.4が標準で20インチタイヤを装備するということ。
Q4 e-tronではS lineグレードでようやく20インチになるため、やはりお得感がありますね。
ただ乗り心地を重視したい方は、ID.4だと19インチが選べないのが逆にデメリットになってしまうかも。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
サスペンションタイプスタンダードスポーツスタンダード
サスペンション(フロント/リヤ)マクファーソンストラット/マルチリンクマクファーソンストラット/マルチリンクマクファーソンストラット/マルチリンク
ブレーキ(フロント/リヤ)ディスク/ドラムディスク/ドラムディスク/ドラム
タイヤ(フロント/リヤ)235 55 R19/255 50 R19235 50 R20/255 45 R20235 50 R20/255 45 R20

6.ナビ、インフォメーション関連はQ4 e-tronが一枚上手

ナビゲーションに関しては、Q4 e-tronとID.4で大きく異なります。
なんとID.4はナビゲーション機能を備えていません(エアコン操作や各種設定を行うディスプレイは備えている)。スマホを接続しApple Car PlayやAndroid Autoでナビゲーションを使用するというように割り切っているようですね。
AudiやVWの純正ナビゲーションは評判が良いとは言えませんので、それならいっそのこと無くしてしまい、使い慣れたスマホのアプリで使用してもらうというスタンスは良いと思います。スマホアプリなら地図のアップデートも無料(アプリによる)ですから。

ID.4は、ナビが付いていない

メーターはどちらもデジタルですが、ID.4はかなり小さめのディスプレイでやや貧相に感じます。一方Q4 e-tronはこれに比べて大きいですが、ウチのA4と比べると結構小さく感じます。

そしてQ4 e-tron、ID.4共に非常に残念なのは、コネクテッド機能を備えていないこと。
簡単に言えば、車両がインターネットに繋がっていないということになりますね。
つまり、インターネットを介しての渋滞情報取得や目的地検索、スマホでの残り電力量や充電状況、施錠状況などの把握ができないということです。(VICSからの渋滞情報の取得もできないとか。。。)
これは、私が購入に踏み切れない大きな壁の1つとなっています。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
ナビゲーション標準装備標準装備なし
メーターバーチャルコックピットバーチャルコックピット小さめデジタル
コネクテッドなし(SIM非搭載)なし(SIM非搭載)なし(SIM非搭載)
VICS渋滞情報取得不可取得不可取得不可
スマホ連携Apple Car Play
Android Auto
Apple Car Play
Android Auto
Apple Car Play
Android Auto

7.エアコンは物理ボタンを備えたQ4 e-tronが好印象

エアコンは当然どちらも装備しているのですが、その操作をタッチパネルで行うのか物理スイッチ(ボタン)で行うかが異なります。
信号待ちなどで温度調整や風量調整等を行いたい場合、直感的かつ素早く操作が可能なのが、物理スイッチです。タッチパネルでは触覚で判断がつかないため、操作部を見る必要が出てきてしまいますからね。
エアコンの操作部だけは物理スイッチを残しているAudi Q4 e-tronが、ユーザ目線からしてかなり好印象に思います。

らっち123
らっち123

操作のしやすさは、
タッチパネルより断然、物理スイッチですよね

またエアコンのシステムですが、消費電力が小さく航続距離へ悪影響の少ないヒートポンプ式がBEVには適していると言われています。私がディーラーの営業さんに確認した限りでは、Q4 e-tronがヒートポンプ式、ID.4がヒートポンプ式でないということでした。
そのため、エアコン使用時の航続距離がかなり変わってくるのではと考えます。(Q4 e-tronの方が航続距離が伸びるのではないか)

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
エアコン操作物理スイッチ物理スイッチタッチパネル
エアコンゾーン3ゾーン3ゾーン3ゾーン
システムヒートポンプ式ヒートポンプ式PTCヒーター?
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8.好みが分かれるシートはマッサージ機能を備えたバランスの良いID.4か

シートに関してはQ4 e-tronがオプションでフルレザーに変更可能ですが、追加費用が発生するため、標準状態での比較とします。明るい色合いのID.4はマイクロフリースとレザーのコンビネーションで、マイクロファイバー部は非常に手触りが良く適度な柔らかさも備えています。

一方、Q4 e-tron Advancedはファブリックになり、単調な色合い。個人的にはデザインもイマイチな印象です。S lineになるとハーフレザーなので、ファブリックの良さとレザーの良さが味わえ、適度な高級感が加わります。
ファブリックとマイクロフリースを比べた場合、手触りが良いのはマイクロフリースですね、明らかに。ただ、耐久性は不明です。

また、大きく異なる点としては、ID.4のシートマッサージ機能でしょう。
前席の2シートに搭載されており、簡易的ではありますが長距離ドライブの疲労軽減に一役買ってくれるに違いありません。贅沢な機能です。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
シート材質ファブリックファブリック/レザーマイクロフリース/レザー
シートヒーター前席2シート前席2シート前席2シート
シートマッサージなしなし前席2シート

9.パドルシフトはQ4 e-tronのみ標準装備

ガソリン車ではステアリングに付いたパドルシフトで、シフトアップダウンが可能でした。BEVでは回生ブレーキの強弱が可能となっています。
ID.4はパドルシフトの装備はなく、Q4 e-tronには標準装備となっています。

普段からパドルシフトを使用している方はあると便利かと思います。そうでない方はおそらくあっても使わないでしょう。長い下り坂など回生ブレーキを強めにしたい場合は、シフトレバーをBレンジに入れることで可能ですから、心配はいらないように思います。

Audi Q4 e-tronは、前方を走る車の位置、自車の速度などから回生ブレーキを自動で強くしたり弱くしたりしてくれる機能が備わっています。そのため、パドルを使用しなくても賢く減速してくれるようです。(ID.4には非搭載)

らっち123
らっち123

回生ブレーキ強弱については、以下2点でQ4 e-tronが有利ですね

  • パドルシフトによる手動制御
  • 走行状況を考慮した自動制御

またQ4 e-tronは、ブレーキペダルを踏んだ際もなるべく回生ブレーキを使用するような制御をしてくれます。(ID.4は未確認)

ステアリング関連でもう1点。
ID.4はステアリングヒーターを備えています。寒い日の朝にはありがたい機能になるでしょうね。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
パドルシフトあり(強弱3段階)あり(強弱3段階)なし
回生ブレーキ強弱自動制御ありありなし
ステアリングヒーターなしなしあり

10.プライバシーガラス必須なら、標準装備のID.4が有利

ガラスに関してはどちらも、静粛性が考慮されフロントガラスのサイドがアコースティックガラス(2重ガラス)になっています。BEVはエンジン音がない分、ロードノイズなど外部からの音が目立ってしまいますが、アコースティックガラスを採用することで外部からのノイズを低減しています。
ちなみに、Audiのガソリン車では上級モデルにしか採用されていません。

そしてリヤガラスですが、ID.4はプライバシーガラスになっています。
透明ではなく、黒っぽくスモークがかった感じのものですね。
ウチのA4は後付けでスモークフィルムを施工していますが、5〜8万円ほどかかったと記憶しています。それが不要と考えれば嬉しい装備です。ただ、スモークの濃さは選択できないのでそこは注意が必要ですね。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
フロントガラス(サイド)アコースティックアコースティックアコースティック
後席ガラス透明透明プライバシー
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11.後席をよく利用するなら、アームレスト付きのID.4

ID.4は、リヤ中央の座席に収納式のアームレストを標準装備。
長尺物を載せる際のトランクスルーにもなるので、あると便利です。

一方Q4 e-tronは、オプションになっています。標準装備のモデルが多い中、なぜオプションにしたのでしょうか。
コストカットによるものでしょうか、それとも需要が減っているのでしょうか。
家族がいて後席をよく使用する者としては、標準にしてほしかった。。。

なお、シート分割はどちらも40:60となっており、Q4 e-tronはオプションのインテリアプラスパッケージをつけると40:20:40の分割で、アームレストとトランクスルー機能がつきます。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
後席アームレストなし(オプション)なし(オプション)あり
トランクスルーなし(オプション)なし(オプション)あり
シート分割40:60(オプションで40:20:40)40:60(オプションで40:20:40)40:60

12.ヘッドライトは形状が違うもマトリクスLED

ヘッドライトはどちらもマトリクスLEDヘッドライト。
ID.4の方は呼び名が異なり「LEDマトリックスヘッドライト IQ.LIGHT」と言うようですね。
機能はQ4 e-tronと同様で、どちらも片側18個(両サイドで36個)のLEDを個別に制御します。

Q4 e-tronは、デイライト点灯パターンを4つの中から選択可能なため、気分により変えて楽しむことができます。
デイライトは車両イメージを大きく左右するので、これは嬉しい機能かもしれません。
(結構変わった感を得られるため)

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
ヘッドライトマトリクスLEDマトリクスLEDマトリクスLED
デイライト4パターン4パターン1パターン

13.サンルーフならぬ、ガラスルーフは絶大な存在感

ID.4は、広大なサンルーフならぬガラスルーフを標準装備。
ガラス自体が開閉しないためサンルーフではないが、そのガラスエリアの大きさには正直驚きました。(感動するレベルかもしれません)

太陽光をシャットアウトするためのシェードは電動による開閉が可能ですので、面倒な操作はなくスイッチ一つ。心配は無用です。
スイッチ操作も、センサー部をスッと撫でるようにする(動かしたい方向へ)だけでOK。直感的に操作でき、未来的な操作感も味わえます。

らっち123
らっち123

ID.4のガラスルーフは、一度見ておいた方が良いと思います

一方Q4 e-tronは、オプションにてサンルーフを装着可能。こちらはガラスも開閉します。
十分広いのですが、ID.4と比べてしまうと物足りなさを感じざるを得ません。
スイッチ操作はID.4と同様のセンサー部をスッと撫でる方式です。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
ガラスルーフなしなし標準装備(広大)
サンルーフオプションオプションなし
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14.アクセルペダルとブレーキペダル、真っ黒なゴムは寂しいか

車に乗り込む時にしか目にしないかもしれません、アクセルペダルとブレーキペダル。
運転中に見ることはないのですが、ここが真っ黒なゴムなのと装飾のあるメッキでは運転者の満足度が違ってきます。(私だけかもしれませんが)

Q4 e-tronはS lineでメッキ仕様、ID.4は標準でメッキ仕様です。
それぞれデザインが違っており、ID.4はミュージックの再生ボタンと一時停止ボタンのようなデザインで遊び心がありますね。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
アクセル、ブレーキペダルゴム(真っ黒)メッキメッキ

15.降車時にCM音?いやいや、テンション上がります

ID.4には、降車時にちょっとした音がスピーカーから流れます。
CMの最後にロゴと一緒に流れる、アレです。
時間にして2,3秒ほどだと思いますが、これだけでもVWの所有欲を満たしてくれますしテンションが上がります。

一方、Q4 e-tronは流れません。Audiのハートビート音が流れたらテンション上がるのに。。。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
降車時の音なしなしあり(CMロゴ表示時音)

16.リヤカメラ映像がステアリングに追従してくれる

シフトをRに入れた際、バックカメラがディスプレイに映し出されます。
よくある機能なのですが、ステアリングを切っていくと映し出される映像がその方向へ移動する(カメラの向きがステアリングを切った方向へ少し動く感覚)んです。

これはID.4、Q4 e-tronどちらにも搭載されています。
車両が進む方向がより見渡せるので、車庫入れなどで恩恵を受ける機能になります。
頻繁に使うものだけに、嬉しい機能ではないかと思います。

車庫入れは必ず、試乗時にチェック(合わせてカメラ映像の追従も)

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
リヤカメラ映像ステアリング追従ステアリング追従ステアリング追従
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17.自宅用の普通充電ユニットはやっぱ必要ですよね

自宅で普通充電を行うための充電ユニットは、Q4 e-tronが標準で付属。最大8kWの出力のもので、普通充電では高出力になります。
こちらは、ID.4には付属しません。

現状はBEVを購入する人のほとんどが自宅充電を検討していると思いますから、これが付属するかは結構大きいかもですね。
ちなみに、Audiのものを普通に購入すると、259,600円です。

また、家庭用充電器設置工事費はID.4が100,000円、Q4 e-tronが176,000円までサポートが受けられます。金額に差はありますが、ありがたいサポートです。

Audi Q4 e-tron AdvancedAudi Q4 e-tron S lineVW ID.4 Pro Launch Edition
家庭用充電ユニット8kW普通充電ユニット付属8kW普通充電ユニット付属付属しない
設置工事費サポート176,000円まで176,000円まで100,000円まで

18.まとめ

今回は、Audi Q4 e-tron Advanced、Audi Q4 e~tron S line、VW ID.4 Pro Launch Editionを様々な点で比較してみました。同じVWグループの兄弟者ではありますが、結構異なっている箇所が多いことがわかりますね。
子育て世代にはID.4がウケそう。明るいインテリア、開放感抜群のガラスルーフ、後席アームレストにプライバシーガラス。。。ほぼ全部入りですよ。

一方、走りや操作性、インフォメーションシステムの充実などにこだわる方はQ4 e-tronでしょうか。
メルセデスベンツのEQシリーズでも同様のものがあったかと思いますが、車両の走行状況を監視し回生ブレーキ強弱を自動制御する機能は、BEVを運転する中で安全性向上や疲労低減にも大きく影響しそうなものになるのではと思います。と同時に現状、これは高級ブランドのみのプレミアムな機能に位置付けられているんですね。

しかし、VWよりも高級ブランドに位置付けられるAudiですが、BEVのこの2台に関して言うとその差はそこまで大きくないかなと感じました。ターゲット層が違うので当然味付けやデザインが異なるのはわかるのですが、直感的にAudiがあまり高級に感じないんですよね。特に内装が。。。
低価格から購入できると謳っているQ4 e-tronですが、Audiの高級感を得るためには最低でもAdvancedグレードでインテリアプラスパッケージをつける必要があるので、そこは消費者がしっかり見極めなければならないところですかね。

電気自動車の補助金もいつまで続くかわかりません。
どうにか補助金が得られるうちに電気自動車に乗り換えたい。
かと言って、今注文(契約)してもQ4 e-tronの場合は2年近く待つ必要があるのだとか。。。
注文後2年の待ち時間は、あまりに長い気がします。
生産能力向上や半導体不足の改善などを期待しながら、BEVの購入検討をしていこうと思います。
なんだかんだで、色々比較したり悩んでいる時が一番楽しかったりするものですしね。

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