Audi Q4 e-tronの日本発売はたしか、2022年の秋冬くらいだったと思います。
なので、初回車検を受けるQ4 e-tronが徐々に増えてきている状況でしょうか。
ちなみにウチのQ4は2023年3月が納車だったので、つい最近初回車検を受けてきました。
3年て結構早いもんですね。。。
これまで13年もVW、Audiを乗り継いできましたが、電気自動車(BEV)の車検は初めて。
「電気自動車はエンジンがないから、交換部品が少なくて車検は安いよ」と聞いてはいましたが、はたして。。。
今回は、初回車検費用の詳細をご紹介するとともに、前車A4 Avant(ガソリン車)の初回車検と比較してみようと思います。
1.はじめに

現在の相棒は、Audi Q4 e-tron。
2023年に新車購入し、早くも3年が経過。
今回、初回車検を受けてきました。
車検時点の走行距離はおよそ17,000kmでしたので、年間5,400kmほどの走行となりました。
私はVW、Audi車を13年間に4台乗り継いできましたが、これまでは全てガソリン車でした。
そのため、今回が電気自動車(BEV)の初めての車検となりました。
2.車検費用 驚きの結果発表

では早速ですが、初回車検費用の発表といきましょう。
実施した内容と合わせて、以下に示します。
車検費用の合計
Audi Q4 e-tronの初回車検にかかった費用はずばり、144,980円でした。
ざっくり内容をお伝えすると、車検に最低限必要な税金、保険料、整備代・工賃、交換部品からワイパー交換費用、キャビンフィルター交換費用を除いたものになります。
タイヤ交換、バッテリー交換は行なっていません。
車検費用の内訳
車検費用は、大きく分けて「整備・代行費用(課税対象)」と「諸費用(非課税対象)」で構成されています。
a.整備費用(課税対象)
整備費用(課税対象)は、大きく分けて「工賃」と「部品代」で構成されています。
整備費用(課税対象)は消費税を含めると、125,730円です。
■工賃
工賃は以下6項目となり、合計は94,119円です。
本来はここに前後ワイパーブレード交換、キャビンフィルター交換の工賃が入ってくると思われますが、今回は自分で別途用意したものをDIYにて交換しています。
| No | 工賃内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 1 | 法定24か月点検整備 | 67,200円 |
| 2 | 受入完成検査料(テスター使用料含む) | 15,000円 |
| 3 | 下回り洗浄&エンジンルーム洗浄 | 8,000円 |
| 4 | エアコンシステム点検 | 3,000円 |
| 5 | 廃棄物処理費用 | 600円 |
| 6 | 車検証郵送費用 | 319円 |
■部品代
部品代は以下1項目となり、合計は4,181円です。
本来はここに前後ワイパーブレード、キャビンフィルターが入ってくると思われますが、今回はこれらを自分で別途用意しDIYにて交換を行なっています。
| No | 部品内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 1 | ブレーキメンテナンスキット (319円値引き調整あり) | 4,181円 |
■代行料
車検代行料は、16,000円です。
b.諸費用(非課税対象)
諸費用(非課税対象)は以下3項目となり、合計は19,250円です。
重量税は、電気自動車(BEV)のため、免税となっています。
| No | 諸費用内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 1 | 自賠責保険料 | 17,650円 |
| 2 | 印紙代 | 1,600円 |
| 3 | 重量税 | 0円 |
3.BEVの車検は安いのか、ガソリン車と比べてみる

ここまでAudi Q4 e-tronの初回車検について、その費用を細かく見てきました。
内訳や合計金額はわかったけど、このままではガソリン車と比べて安いのかどうかがわからない。
そのため、次にガソリン車の初回車検の費用と比べてみたいと思います。
比較対象とするガソリン車
ここでQ4 e-tronの初回車検と比較するのは、同じAudiのガソリン車であるA4 Avantです。
私がQ4 e-tronの前に所有していた車両になります。
前提件として、同じ初回車検に合わせていますが、車検実施が2019年なので約10年前となります。
そのため、物価高の影響や税制の変更等により多少影響があると思われます。
その点はご了承ください。
またA4 Avantの初回車検では、バッテリー交換を行なっています。
Q4 e-tronのバッテリー交換は行なっていないため、これについては比較対象外とします。
初回車検費用の比較表
整備費用(課税対象)と諸費用(非課税対象)に分けて、比較表を作成しました。
a.整備費用(課税対象)
| 費用項目 | Audi Q4 e-tron (BEV) ※2026年実施 | Audi A4 Avant (ICE) ※2019年実施 |
|---|---|---|
| 法定24ヶ月点検整備 | 67,200円 | 41,800円 |
| 受入完成検査料(テスター使用料込) | 15,000円 | 16,500円 |
| 下回り洗浄&エンジンルーム洗浄 | 8,000円 | 8,800円 |
| エアコンシステム点検 | 3,000円 | 3,300円 |
| 廃棄物処理費用 | 600円 | - |
| 車検証郵送費用 | 319円 | - |
| ブレーキフルード交換工賃 | - | 7,700円 |
| クーラント交換工賃 | - | 13,200円 |
| 工賃 計 | 94,119円 | 91,300円 |
| ブレーキメンテナンスキット | 4,181円 | - |
| ブレーキフルード | - | 3,344円 |
| クーラント 1.5L×2 | - | 6,820円 |
| エンジンオイル | - | 交換なし |
| キャビンフィルター | 別途DIY | 別途DIY |
| 前後ワイパーブレード | 別途DIY | 別途DIY |
| 部品代 計 | 4,181円 | 10,164円 |
| 車検代行料 | 16,000円 | 17,600円 |
| 整備費用(課税対象) 計 | 114,300円 | 119,064円 |
※A4 Avantはバッテリー交換を行なっているが、上表からは除外
b.諸費用(非課税対象)
| 費用項目 | Audi Q4 e-tron (BEV) ※2026年実施 | Audi A4 Avant (ICE) ※2019年実施 |
|---|---|---|
| 自賠責保険料 | 17,650円 | 25,830円 |
| 印紙代 | 1,600円 | 1,000円 |
| 重量税 | 0円 | 32,800円 |
| 諸費用(非課税対象) 計 | 19,250円 | 59,630円 |
合計
上記のa.整備費用(課税対象)と、b.諸費用(非課税対象)を合計すると、以下のようになります。
| 費用項目 | Audi Q4 e-tron (BEV) ※2026年実施 | Audi A4 Avant (ICE) ※2019年実施 |
|---|---|---|
| a.整備費用(課税対象) | 114,300円 | 119,064円 |
| aにかかる消費税 | 11,430円 | 11,906円 |
| b.諸費用(非課税対象) | 19,250円 | 59,630円 |
| 車検費用 合計 | 144,980円 | 190,600円 |
考察
合計を比べてみると、BEVのQ4 e-tronが45,620円安いことがわかります。
そして、そのほぼ全てが諸費用(非課税対象)であることも同時にわかります。
さらに諸費用(非課税対象)の各項目を見ていくと、一番大きいのは重量税、二番目に大きいのは自賠責保険料、その次に印紙代です。
やはり、BEVの重量税免税が最も大きな差を生み出していますね。
32,800円はデカいです。
単純にこれは、BEVに乗る最も大きなメリットの1つでしょう。
一方、自賠責保険料は2021年~2023年頃にかけて値下げが行われました。
そのため、今回の比較では車検実施年が異なるため差が生まれましたが、同年に実施していた場合は差が生まれないと思われます。
整備費用(課税対象)は結果的にほぼ変わらない額となりましたが、内訳を見ると少し面白いことがわかりました。
Q4 e-tronは交換部品や工賃が非常に少ないですが、一方で法定24ヶ月点検整備がA4 Avantよりも25,000円ほど値上がりしてしまっています。
これは物価高などの影響を受けていると思われますが、仮に同年に車検実施していた場合、法定24ヶ月点検整備の差はなくなります。
自賠責保険料の値下げ、24か月点検整備の値上げを加味すると、整備費用(課税対象)においてもBEVは30,000円ほどのメリットがあるということになり、上述の32,800円と合わせるとトータルで63,000円ほどのメリットとなります。
4.項目別に見る費用の内訳と変化

上記考察について、特筆すべき店を項目別にまとめてみました。
重量税免税は、BEV所有者にとって最大メリットの1つ
Audi Q4 e-tronの重量はおよそ2.1トン。
仮に免税でなかったとしたら、通常(エコカー減税なしで)37,500円かかります。
それが0円。
普通に考えても、とても大きなメリットでしょう。
ただし、この重量税免税は初回車検までです。
この点は注意が必要ですね。
とはいえ、大きなメリットであることは間違いないです。
自賠責保険料は、数年前より値下がりの方向
2019年に車検を実施したA4 Avantの自賠責保険料は、25,830円。
一方、2023年に車検を実施したQ4 e-tronのそれは、17,650円。
およそ、32%値下がりしています。
毎年ということではないようですが、近年の傾向として値下げの傾向が続いています。
これは、自動車の安全性能が向上し人身事故が減少していることが影響しているようです。
ドライバーとしては嬉しい傾向ですね。
法定24ヶ月点検整備は、数年前より値上がりの方向
値下がりするものがあれば、値上がりするものもあります。
それが法定24ヶ月点検整備。
2019年に車検を実施したA4 Avantの自賠責保険料は、41,800円。
一方、2023年に車検を実施したQ4 e-tronのそれは、67,200円。
およそ、38%値上がりしています。
この金額についてはディーラー毎に異なるようなので、上記金額から多少変わってくるかと思いますが、値上がりの方向はどこも同じです。
自動車の高度化、部品・人件費の高騰、物価高などが要因かと思われます。
エンジン周り部品有無の影響
今回比較対象としたA4 Avantの車検では、エンジンオイルの交換を行なっていませんでした。
しかし、一般的に車検時にエンジンオイル交換を行うことが多いです。
エンジンオイル交換は、オイル代、エレメント代、工賃含めて30,000円前後はすると思います。
これも考慮するとBEVのメリットはさらに大きくなりそうです。
(参考)BEVにも12V バッテリーが存在する
ガソリン車は通常、3~4年ほどでバッテリーを交換します。
BEVは大容量バッテリーを積んでいますが、さすがにそれは交換しません(できません)。
だから、バッテリー交換はないから良いなと思っていたんですが、実は12Vバッテリーがあるんです。
主にシステムの起動、インフォテインメントシステム、ECUなどの低電圧機器への電力供給を行なっているとのこと。
そのため普通にバッテリー交換が必要であり、(今回は行いませんでしたが)見積によると68,090円ほどの費用がかかるようです。
なかなかの高額なので、最も注意すべきポイントかもしれません。
また、上記金額にはバッテリーコーディングとして7,000円が含まれていますが、本ブログで紹介しているOBDeleven(参考記事「OBDelevenとはなんぞ?使い方、特徴など まとめ」)を使えば、こうしたコーディング作業も自分で行える場合があります。
12Vバッテリーの交換をDIYでチャレンジしようと検討中の方、コーディングにちょっと興味がある方にはおすすめです。
5.2019年に実施した費用を現在の費用に換算してみる

上記で、自賠責保険料や法定24か月点検整備の費用がここ数年間で変わってきていることを紹介しました。
では次に、その変化を踏まえつつ現在の費用に換算した場合にどうかを見てみます。
つまり、同年にQ4 e-tron(BEV)とA4 Avant(ガソリン車)の車検を行なっていたら、どの程度違いがあったのかという観点です。
結局、これがみんなが気になるポイントですよね。
自賠責保険料、24か月点検整備の費用を換算
A4 Avantの費用を以下のように現在の値に換算します。
上記の換算により、A4 Avantの車検費用合計は以下のようになります。
エンジンオイル交換を行なったとした場合
車検時にエンジンオイルを交換する可能性は高いと思いますので、A4 Avantのエンジンオイル交換を行なったとした場合も試算してみます。
エンジンオイル交換を行うと、おおよそ以下の費用が加算されます。
(Q4 e-tronはBEVでエンジンがないので、そもそもエンジンオイルがない)
すると、A4 Avantの車検費用合計は以下のようになります。

BEVの方が10万弱も安くなる計算になります
これはなかなかのインパクト!
6.VW、Audi13年目オーナーが実践する「節約術」

車検は10万円以上もかかる高額な整備費用です。
それが定期的に訪れます。
そのため、私はなるべく費用を減らすために「節約術」と言えるほどではないですが、対策を行なっています。
それは、自分で行うことのできる部品交換は自分でやるということ。
とはいえ、素人の私にできることは限られますが。。。
そんな私でもできる、おすすめの部品交換を2つほどご紹介します。
エアコンフィルター(キャビンフィルター)
定期的に交換しないと車内が嫌な臭いで充満してしまう、エアコンフィルター。
キャビンフィルターやボーレンフィルターとも呼ばれます。
臭いだけでなく、カビや雑菌の増殖があるので、交換は避けられません。
このエアコンフィルターの交換は、車種ごとに異なるのですが、そこまで難しくないことが多いです。
ちょっとネットで調べてみれば、手順がわかったりします。
- 車種に適合するフィルターを購入する
- 車種ごとに異なる手順を把握する
メーカー純正でなくとも、純正品質のフィルターメーカーはいくつかあります。
基本的にフィルターは、古いものを外して新しいものと入れ替えるだけです。
取り外せれば、逆の手順で取り付けも可能となります。
(参考)Audi A4 Avant(B9)のエアコンフィルター交換手順
私が以前に公開した、A4 AvantのエアコンフィルターをDIYで交換する方法を参考にしていただけたらと思います。

Q4 e-tronに関しても、近日公開予定です
前後(フロント、リア)ワイパーブレード
こちらも定期的に交換しないといけないものになります。
ゴムが劣化すると、拭き取りがあまくなって雨天時に視界不良に陥ります。
ワイパーブレードの交換は、車種ごとに異なったりはしません。
多くのメーカーで同じような構造なので、エアコンフィルターほどDIYすることに抵抗はないはずです。
- 車種に適合するワイパーブレードを購入する
- メーカーで多少異なることはあるが、交換は容易
車種により長さや形状が異なるため、間違えないように購入する必要があります。
撥水するなら、撥水ガラス用が良いです。
Audi車の場合、ガラコやBellof(ベロフ)などが有名ですね。
(参考)Q4 e-tronのリアワイパーブレード交換手順
ただAudi車の場合、リアワイパーブレードの取り外しにややコツがあるので、注意が必要です。
私が以前に公開した、Q4 e-tronのリアワイパーブレードをDIYで交換する方法を参考にしていただけたらと思います。

取り外す時が結構硬いので、ちょっとコツが必要です
7.まとめ

今回は、Audi Q4 e-tron(BEV)の初回車検費用とその内容について、Audi A4 Avant(ガソリン車)の初回車検と比較しながら紹介しました。
誰もが避けて通れない車検。
高額になるため、その費用は気になるところです。
まとめると以下のようになります。
- BEVにとって、重量税免税は大きなメリット(初回車検のみ) 37,500円ほど
- 2019年実施のA4 Avantと2023年実施のQ4 e-tronを単純に比較すると、車検費用合計はQ4 e-tronの方が45,000円ほど安い
- 自賠責保険料や24か月点検整備の費用は、ここ数年で変わってきている
- 自賠責保険料、24か月点検整備を現在の金額に換算して計算すると、車検費用合計はQ4 e-tronの方が63,000円ほど安い
- 自賠責保険料、24か月点検整備を現在の金額に換算し、A4 Avantでエンジンオイル交換を行なうとした場合、車検費用合計はQ4 e-tronの方が93,000円ほど安い
- BEVでも、12Vバッテリーの交換が必要となる(注意点)
- エアコンフィルターや前後ワイパーブレードなどをDIY交換することで、車検費用を節約することが可能
近い将来、BEVの初回車検を控えている方、BEVを購入検討していて車検費用が気になっている方などの参考になれば幸いです。
BEVも悪くないなと感じた方は、BEVへのお乗り換えを検討してみるのもありだと思います。
私がBEVへの乗り換えに伴い、車を査定した際の記事が、少し参考になるかもしれません。
ガソリンスタンドにいかなくなって早3年。
燃料代、車検費用、その他部品代など、だいぶ安いので、たいへん助かっています。
もはやガソリン車には戻れないかも。。。

ウチのQ4 e-tronは次回の車検までに、
12Vバッテリーの交換、タイヤ交換がありそうです


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